高圧クーラント装置
アプリケーション

クーラント装置の装着による改善効果事例
- 加工機械:CNC旋盤(ガントリーローダー付2台連結)
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2.加工内容: 加工の種類 内径切削加工 被削材 S10C(形状NO.01品) SUY-1(形状NO.02品) -
切削条件
切削速度m/,min 送りmm/rev 切り込みmm NO.01 180 0.06 0.10 NO.02 200 0.10 0.15 - 使用刃具:GP33N
- 使用切削油:水溶性トリムソール VHPPe200(希釈15倍)
- 加工品形状:
- クーラント吐出圧:50kgf/cm2
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効果
(1)チップ寿命および補正個数高圧クーラント 補正間最多数 1コーナー加工数 NO.01 装着前 5〜7 120〜150 装着後 70〜80 250〜300 NO.02 装着前 7〜10 130〜150 装着後 70〜80 250〜300 2)生産性
高圧クーラント 定時間加工数 設備総合効率 NO.01 装着前 90個(8H) 71% 装着後 *140個(8.33H) 93% NO.02 装着前 *120個(8H) 75% 装着後 *150個(8.83H) 88% *(8.83H)の0.83は昼休み及び休憩時間の無人化稼動による。 (3)相乗効果
高圧クーラントにて切り屑処理が可能となり、今まで10個に1回程度の切り屑の刃物等への巻き付きが解消でき、停止ロスが改善され、定時間後の約3時間の無人化運転が可能となった。加工部品の温度は、発生する熱と放出される熱の量及びそれらの伝達状況により決定されます。工作機械の場合の発生する熱は、切削加工による発熱・電気部品からの発熱などがあり、また、放出される熱では、工作機械本体の表面から空気への伝動熱や切削油の蒸発などがあります。実際の部品温度の上昇状況は、これらの組み合わせにより決定されるので、何度になるかは簡単に把握できませんが、それぞれの要素を理解することで適切な処置を取ることができます。
切削条件見直しによるC/Tの短縮事例
- 加工機械:2SPガントリー付CNC旋盤)
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2.加工内容: 加工の種類 切削加工 被削材 S08C -
加工形状
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切削条件改善内容及び短縮時間
加工部 使用チップ 旧切削条件/切削速度 新切削条件 短縮時間 T3 KC850
CNMG432-UR220m/min
送り 0.30mm/rev
切り込み 0.30mm0.36 0.58sec T4 KC850
CNMG432-UR230m/min
送り 0.30mm/rev
切り込み 0.25mm250 0.55sec 0.36 0.30 T6 NX55
DNMG432-UR2220m/min
送り 0.12mm/rev
切り込み 0.15mm270 3.00sec 0.13 -
C/T短縮による生産性の効果(上記改善後の生産性UP率)
改善前C/T 0.65min 改善後C/T 0.58minクーラント
取付前クーラント
取付後生産性UP 勤務時間
480min642個 787個 23%UP 休憩時間
50min加工停止 80個 休憩時間稼動含む35%UP