環境改善提案

1.環境改善提案の主旨

最近、地球環境問題がクローズアップされ、「循環型社会」の実現が必要とされており、環境保全に対する企業の役割がますます重要になってまいりました。当社も「地球環境保全」が経営の最重要課題の一つとして環境改善活動に全社的に取組んでいます。

現在、製品の環境配慮の面においては、企画・設計・購買・生産・販売・使用・廃棄の全段階を見通して環境に配慮した製品を市場に提供する活動を進めますが、この実現のためには製品を構成する部品や材料が環境保全に対応していることが必要不可欠です。

そこで皆様から提供していただく製品・部品・材料・サービス等につきましては、環境に配慮されたものを優先的に調達させていただくグリーン調達を推進していきます。その一環としてサプライヤーの皆様の環境に対する改善のご提案をいただき、当社の環境改善活動に活かして行きたいと思いますので下記の要領にてご提案ください。ご提出して頂いた環境改善提案シートは当社でも確認し、環境改善活動に役立てさせていただくと同時に、当社なりの評価に応じて表彰する制度も予定しておりますので、積極的にご提案して頂くことを期待しております。

2.シートの記入の仕方

A. 環境改善提案シートに貴社名・所属・役職・氏名・連絡先等を記載し、実施した改善事項または改善の提案を記載してご提出下さい。

B. 題名を記載し、対象となる当社の工場を丸で囲んで下さい。

C. 効果分類は下記の5項目で区分し該当するものを○で囲んで下さい。当てはまらない場合はその他として下さい。効果分類の内容については Ⅲ.効果分類についてをご覧下さい。また、改善内容は実施または提案のどちらかにチェックマークをつけてください。

D. 効果は客観的な数値で表すようにしてください。提案の場合は予想される効果を算出して下さい。内容によって時間、電力量、削減重量、金額・・など適切な尺度で効果を表して下さい。 原則として1個当りおよび1月当りの改善効果を記載して下さい。

E. 改善内容は、5W1Hを明確にして、改善前後の比較を出来るようにしてください。また出来るだけ図表或いは写真などを利用し解り易く表現し、資料等が有る場合は別途添付してください。

3.効果分類について

1.省資源(リフューズ・リデュース・リユース・リフォーム・リサイクル)
担当をお願いする製品は可能な限り小型・軽量化に取組んでください。更に製品・部品に使用する材料は可能な限りリサイクルが容易なもの、再生材料の使用に努めてください。例えば包装・梱包材は、繰り返し使用可能な構造とし回収して再利用するよう努め、再生可能な材料または再生材を使用すると共に使用量を最小限にしてください。当然のこと乍ら製造工程で発生する資源のムダの排除が最大の省資源効果を発揮しますから、歩留りの向上、不良低減についても従来以上の取組みをお願いします。

2.物質削減
小倉クラッチの製品を構成する原材料、部品、ユニット等に含有されている化学物質の含有量調査、及び製造工程に於ける含有状況を把握するため、環境負荷情報調査をお願い致します。 調査は従来の、JGPSSI の調査回答ツールにかえて、JAMPのAISまたはMSDSplusを基本とします。ただし、得意先の要求などによりJAMA/JAPIAシートあるいはJGPSSIの調査回答ツールまたはその他の調査フォームを使用する場合があります。

3.省エネルギー
製品・部品の生産工程におけるエネルギー(電力、化石燃料等)及び使用・待機時におけるエネルギーの消費を少なくするように努めてください。

4.生産性向上(ムダ・ムラ・ムリの排除)
製品・部品の生産工程及びサービスにおける全ての段階でのムダ・ムラ・ムリを可能な限り排除して生産性を向上してください。またVA/VEのアイデアも進んで提案願います。特に、従来から連絡をお願いしている品質異常による損失なども明確に捉えて削減に努めてください。

5.原価低減
製品・部品の生産工程及びサービスにおける全ての段階で、出来得る限り上記1〜4を実施することで原価低減の効果をあげて、経済効果の大きさを把握してください。

【小倉クラッチ環境改善事例】

水溶性切削油の再利用 2004/12/14 (3,677KB)

環境改善提案シートの提出先及び問合わせは下記にお願い致します。
小倉クラッチ株式会社 品質環境推進課  竹澤廣(タケザワ ヒロシ)
TEL 0277-54-7145  FAX 0277-54-7099
E-mail ogurapost@oguraclutch.co.jp

お問い合わせ

一般産業用クラッチ/ブレーキについての各種お問い合わせ・ご相談窓口