クラッチ/ブレーキアプリケーション
過負荷防止
材料をかみ込むとか、ワークの送り過ぎでぶつかる等のオーバーロードが負荷に掛かった場合、機械の破損や人身災害を防止するため、クラッチをスリップさせたり、遮断したりするものです。専用のトルクリミッタや電磁クラッチ等では、トルクの安定したパウダ式使用されます。
[使用例:工作機械・テーブル送り装置]
過負荷防止用途 適応機種
- トルクリミッタ(受注生産)
- パウダ・ヒステリシス
APPLICATION(例)
機械名:ロータリー式キャッピングマシン | 清涼飲料水や洗剤、化粧品の容器の蓋には、樹脂スクリューキャップが付いています。 このキャップを使用した容器を大量生産するために、ロータリーキャッピングマシンを使ってキャップ締めをしています。 この機械のキャップ締めの部分にパーマヒストルクリミッタを使用し、キャップの締め過ぎを防止するためのコントロールが大幅に改善されました。 使用製品:PHT 20 |
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機 構 図 | キャップ締めを行う部分(チャックホルダー)が円周上に十数個並んでおり、この部分(キャッパーヘッドにPHT型が組み込まれている)が公転しながらチャックホルダー部分が自転及び昇降し、キャップ締めを行います。この時、締めトルクが重要となり、締め過ぎるとキャップが破損したり、手で開けられなくなり、逆に締めトルクが弱いと、中の物が漏れたりして、品質上の問題となります。この締めトルクのコントロールをPHT型クラッチが容易にしました。 |