選定のための計算
ツース形の容量選定ー相対回転時の連結限界について
ツースクラッチを回転中連結する場合は、次の条件が合わないと連結できません。
(A)歯面の周速より吸引速度が早いこと
(B)連結時の負荷トルク及び慣性の立ち上がりトルクよりクラッチの許容トルクが大きいこと。
この条件からトルクすなわち外径の大きい物ほど歯面の周速が早くなるので、低い回転数でないと連結出来ないことになります。
MZ形電磁ツースクラッチの相対回転時の連結限界を表4に示します。
但し、(B)の条件も満足していなければなりません。
表4より更に高い回転数で連結を行う必要のあるときは、急速過励磁を行うことによりある程度可能です。
また、100形以上は原則として静止連結で使用して下さい。連結限界を超える場合は当社までご照会下さい。
表4 | r/min | |||||
形番MZ | 2.5 | 5 | 10 | 16 | 25 | 50 |
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連結限界回転数 | 38 | 34 | 28 | 26 | 24 | 20 |